臆病な僕を君は・・・

 

  君は僕を許してくれるだろうか・・・

  背負いきれないほどの愛を一心に注いで

  押し付けがましい笑顔は 「愛に答えて」と言っていた

  何故こんな僕を君は好きになったのだろうか

  自分を好きじゃない僕は

  僕よりも僕を知っている君を どれだけ憎んだか

  淋しそうに見つめる視線に息苦しささえ感じた

  愛なんて知らない 好きなんて知らない

  僕を見るのは僕だけでいい いつだってそうしてきた

  君という存在を知るまでは・・・

  鬱陶しくて泣かせたこともあった

  でも僕には涙さえ皮肉にしか思えなかった

  君が僕を愛すれば愛するほど

  心は冷たくなって僕を惨めにさせる

  こんな僕をどうして許してしまうのか

  だけど僕は君を許さない

  愛という名の武器を 当たり前かのようにさらけ出して

  平気で微笑む君を許さない

  心の奥底で眠る感情を押し殺して 今・・・僕は沈む

  君の手の届かない闇の中へ・・・

  それでも君は僕を忘れないのだろうか

  愛なんて知らない 好きなんて知らない

  僕は僕だ

  全ての感情に臆病な僕を 誰も愛してはいけないんだ

  それを支える術を僕は知らない

  だから・・・沈む

  誰も僕を見ないように 誰も僕を愛さないように

  永久に独りでいられるように 君が忘れるまで

  僕は目を閉じたまま何も映さない

  いつか君の視線が流れたとき

  僕はやっと許されたことに気づくだろう

  君という愛は

  限りないほど切なく わかりきっていて

  何もかも歪めてしまう

  本当はとっくに気づいていた気持ちを

  君は許してくれるだろうか・・・